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2017年8月26日 (土)

2017年 残暑お見舞い申し上げます

2017 曇鸞大師は、「夏だけ鳴く蝉は春も秋も知らない。
だから今が夏であることも知らない。」と
おっしゃられたとのことです。
(『浄土真宗聖典 七組篇(注釈版)』p.98-99参照(曇鸞大師『往生論註』)
確かに、季節は人が決めた呼び名ですが、
蝉だって冬に葉を落とした木の根っ子と交信したり、
霜柱に当たって『うわっ!冷たい!』とか思っているに違いない。
蝉の幼虫の中には、十七年も地中で生活している者もいるそうです。
見えていないからと言って、見えるものだけが全てではない事は確かです。
得度の時のメンバーで、就寝後、正信偈をお称えしている子がいました。
驚くことに『寝言』でした。
夢の中でも無意識でも言葉から離れられない私達だからこそ、
思う言葉がそのまま心に届くように、阿弥陀様も心の真ん中に
居て下さるのだと実感させられました。
なもあみだぶつ

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