2025年10月30日~11月12日ご本山参り
夫婦して教師教修出願資格試験講習会と試験(真宗教義・真宗史・仏教教義・
仏教史・宗教概説・宗門法規・勤式作法実演・法話実演の全8教科)を受けるため
10月30日から京都入り。まずは、ご本山の阿弥陀さんにお参りです。
ご本山である西本願寺のお夕事の「正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)」のお勤めは、
織田信長との石山合戦の際、限られた時間の中で命懸けで勤めた名残から、
朝のお勤め(おあさじ)とは異なり、全体的に驚くほど早いテンポで称えられるのが特徴です。
YouTubeでは、拝聴させて頂いていましたが、現場は圧巻です。
始まった途端に、お聖教を目で追えない程のスピード。「早っ!」と思っていたら
同じスピードで、隣から正信偈が聞こえる。しんぽち、いつの間に覚えたんすか?!
そして、本山参り3日目。おあさじ終了時、足の感覚がおかしいことに気づかず
立ち上がろうとしてコケました(笑)
とっさに、持っていた註釈版聖典を落としてはいけないと、空中で追いかける私。
抵抗むなしく親鸞聖人の前で派手に転がっていました。
ありがたいことに、そういう時って周りの皆さんが
「無理に立ち上がらない方がいいですよ。」と心配して声を掛けて下さる。
ご縁だなぁ~と嬉しく思いました。
すぐ立ち上がっても足は痛くなかったので、9:00からの教師教修出願資格試験講習会に
16:00まで受講。ホテルに戻ってびっくり!右足首からつま先まで、パンパンに腫れてました。
そうです。人生初の捻挫。ありがたいことに、骨折は回避されていました。
これは、教師教修の本番前に、『正座から油断して立ち上がると、こうなるぞー』という
学びに違いない。さらに、湿布を持参しているという不思議さ(笑)
教師教修出願資格試験終了までもてばいい、かんばれ足!
おかげさまで、湿布貼って3日経つと、腫れがひきました。
教師教修出願資格試験の当日、それは起きた。
さあこれから試験会場に向かうぞーとなった瞬間、ホテルの部屋で、
椅子に座った状態で、突然、両足がブルブル小刻みに震えだした!
なんじゃこりゃー、六識(ろくしき)の身識(しんしき)に何かアクセスあったかな?
いんや、これが世に聞く、武者震い。
石山合戦の時、ご門徒様たちも武者震いしただろう。
ご法義を守るとはいえ、命の取り合いだ。
『明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは』
生かされている一瞬一瞬、同じ一瞬は、二度とやってこない。みんな毎日、命がけ。


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