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2016年4月 3日 (日)

3月27日、築地本願寺の振風道場で、中央仏教学院通信教育生(賛助会)の全体講義がありました。
午前中は時間があったので、聞法ホールで常例布教をお聴聞させて頂きました。東京都 友岡栄玄先生でした。
「五濁悪世の有情の 選択本願信ずれば 不可称不可説不可思議の 功徳は行者の身にみてり」(正像末和讃_註釈版p.605)をご讃題にされ、お取次ぎ頂きました。

五濁(劫濁、見濁、煩悩濁、衆生濁、命濁)特に、衆生濁について、衆生の資質の低下と十悪(殺生、偸盗、邪淫、妄語、両舌、悪口、綺語、貪欲、瞋恚、愚痴)から離れられな生活を営み、現在の市場主義において自分に役に立つのか立たないのか。利益になるのかならないのか。2元論で物事を判断してしまいがちです。
西暦2000年以降、大学の進学率は50%を超え、多くの方が教養と知識を身に着けて様々な場面で判断や意見を述べています。しかし、私の根本は煩悩で満たされ、判断や意見が嘘偽りのないモノだと言い切れるのか。自分の都合の良いモノになっていないか。

例えば、車を運転する人の場合、車を運転している時に、狭い道で人や自転車とすれ違うのに人や自転車に対して、もう少し端っこを行ってくれないかなと思う自分。
逆に歩いている時には、車に対して、もう少し私から離れてゆっくり通過してほしいと思う自分。この様に私の思いは、いとも簡単に180度変わってしまう、とても弱いモノである事に気付かなけれならない。
会社の運営や行政、政治、憲法と規模が大きくなれば尚更であり、そのことを自覚して行動ができるように、お聴聞を続けてゆきたいと思います。

20160327

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