« | メイン | »

2014年11月 9日 (日)

11/2(日)に、築地本願寺主催のシンポジウム「ご縁」に参加してきました。

 第1部 基調講演:宮崎哲弥さん(評論家)

 第2部 パネルディスカッション  宮崎哲弥さん(評論家) 音無美紀子さん(女優)  白石康次郎さん(海洋冒険家) をお招きして実施されました。

横浜そごうF9の新都市ホールと、普段のお寺ではないためか、本願寺職員の方々は洋装(布袍・輪袈裟無し)だったのが、少し残念です。 お寺主催のイベントなので、是非ユニフォーム姿で実行して頂きたかった。私の感想です。

話は東日本大震災で掲げられた「絆」の語源。 本願寺のスローガン「結ぶ絆から、広がるご縁へ」の意味する所を紹介して頂いたとき、「ご縁」を有り難く受け取り、その思いを生活に活かしていく事を煙たがる社会であり人間関係であり価値観になってしまっているのではないかと思いました。

また、現在の子供たちは「貧しさ」の中にいる。 ここでいう貧しさとは、今あるものが当たり前で、有難いと思う心が育っていない。不思議な貧しさの中に生きていることを知りました。 更に、IT事業で巨万の富を得た方が、富を得た今よりも富を得る前に日々、がむしゃらに働いていた時が充実していた。 別の方は、スマフォが無い時代に生まれたかった。 大人ですら、このような思いで生活していることを知り、先に述べた「ご縁」に対する思いも含め、物質的な豊かさを得ても心が満たされない様子を知りました。合理主義、利益・結果重視を目的とした生活から切り離された時、何を目的に生かされ・生きているのか、分からなくなっている方が多い事に気付かされました。

こういったイベントの実施と参加は、私には大変貴重な経験となり、有難かったです。

次回の開催を楽しみにしています。

コメント

この記事へのコメントは終了しました。