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2016年7月10日 (日)

7月3日、築地本願寺で、東京地区中央仏教学院通信教育生の全体講義(賛助会員として聴講)がありました。
その空き時間で、聞法ホールで常例布教をお聴聞させて頂きました。兵庫県 宏林晃信先生でした。

20160703

本願寺のWebTVにある「お坊さんがゆく!」のリポーターをされている方でもあります。
地図にはいろんな記号がありますが、お寺の記号は何でしょう?そうです「卍」です。
しかし、卍が漢字である事を知っていましたか?仏典を通して中国に伝わり、現在の形を漢字として用いるようになったようです。
漢字なので、画数=6画、書き順もあります。
ある時、海外の布教師さんから4つのアルファベットで構成されていると言われたそうです。
「L」を回転させて4つ組み合わせると出来上がります。また、「L」について考えてみると、
 Life:無量寿
 Light:無量光
 Liberty:無碍の一道
 Love:阿弥陀如来の慈悲
と言えないでしょうか。とお話しくださいました。
無量寿は、計り知ることができない無限の量の命で阿弥陀仏の事を言い換えた表現です。
一方、人の命は限られていて、ご縁によって長くも短くもなります。
こうして今ある自分の命の繋がりについて、書かれた「いのちのまつり」という絵本をご紹介されました。
小学3年生の道徳の副読本にもなったようです。
主人公は、宇宙の始まりから今まで、だれ一人欠けても自分が存在できない命のつながりの上にある事に気付きます。
この本を初めて読んだ直後に得た思いを、読んだ方は今でも思いを持ち続けているでしょうか?
人は忘れる動物です。何もしなければ、記憶の多くは忘れ去ってしまいます。
お聴聞も、命終わるまで続けていかなければなりません。

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